柔道の基本理念と当教室の教育方針

 
  柔道が誕生したのは1882年(明治15年)。嘉納治五郎先生により創設されました。それ以来、世界に普及されている柔道ですが、大切な基本理念が2つあります。


「精力善用」「自他共栄」です



柔道創設者:嘉納治五郎先生
Wikipediaより引用

「精力善用」
「目的を達成するために、心身の力を最も有効に使用する。鍛え上げた体や心を、周囲を助けるために使いなさい」という教え。


「自他共栄」
「相手を敬い、感謝し、信頼しあい助け合う心を持ち、他人と共に繫栄し、協力して良い世の中にしていきなさい」という教え。


 柔道とは、人として道と学び、厳しい社会で生きる力を養う道です。つまり、柔道修行を通じて、他人を思いやる優しい心、他人に尽くす心、さらに困難に打ち勝ち、厳しい社会を生き抜く強い体と心を養う道です。当教室は「柔道とは人間教育そのものである」と考え、指導にあたっております。

「柔道選手は、素晴らしい人間でなくてはならない」


 よい柔道選手とは、決して柔道競技が強いだけの選手ではありません。人間としての強さ、優しさを持つ選手です。決して、柔道の強さと比例しません。当教室ではこの理念の下、少年少女選手に対しては健全な人間形成の重点を置いて指導しております。


高校生以下の選手については、以上の信念の下、指導に当たっております。

「生涯柔道」 社会人の皆さんへ

  「柔道が好き」という共通点で、老若男女誰もが集うことができる。これこそが地域道場の最大の魅力です。柔道は学生や実業団選手だけのものではありません。「生涯柔道」の言葉のとおり、柔道を愛好するすべての人のものです。
 社会人選手の皆さんにおいて、当教室は、柔道愛好者の貴重な交流の場と考えております。現在、当教室は10歳代から60歳代まで、様々な職種、年齢の柔道家が所属し、「軽く汗を流したい」という方から、「真剣に黒帯を目指したい」という方まで、様々なスタンスの方が活動しております。このように、当教室はどんなスタンスでも受け入れております。さらに全日本柔道連盟指導員資格、審判員資格も取得することができます。

  当教室の社会人選手は、少年少女に負けず、大会にも出場し、多くの選手が入賞を果たしております。「昔、柔道部だったから、久しぶりにやってみたい」「柔道をやったことがないけれど興味がある」など、お気楽に当教室の門をお叩きください。家族での参加も大歓迎ですよ。